ウイスキーよもやまばなし

ウイスキーの話いろいろ。Twitterで書ききれないこと。

台湾のウイスキー蒸溜所で色々飲んできた話



先日アップさせていただいた
rararaforte.hatenablog.com
につきましては、沢山の方にご覧いただきました。
本当にありがとうございました。



今回は先日の記事のおまけ編。

南投蒸溜所での有料試飲のお話。

こんなの飲めたよーくらいの話です。

南投蒸溜所の有料試飲に何あったんだろー?

って思ってた方にはわりとヒットかも。




そもそもオマーウイスキーとは!??!
みたいな項はありません。ググって下さい。

ちなみにウイスキーマガジンの記事が一番分かりやすいです。

whiskymag.jp
whiskymag.jp





試飲システムはこんな感じ

始めにお断りをしておくと…
それはそれはガンガン試飲してましたので…間違いがあったらごめんなさい。
残ってた画像を見て、確かこんなだったなー…くらいのもんです。
ただ、大きくは外れてないはず。

 

ラインナップはこちら。


素晴らしいっすね。オマー全種類ありそう。


 

で、試飲システムはこちら。

漢字ってすごい。なんとなく何が書いてあるかわかりますね。


NT$100(ニュー台湾ドル・元)で15ml。
NT$1はだいたい3.5円くらいなので、
ハーフショットで400円くらい。破格。

上の段だけほんのちょっとだけ高めでした。後述。

今この画像見返してみると「この4種類が飲めます!」っぽい文章が書いてありますが、
それに限らず飲めましたのでご安心下さい。





とりあえずほぼ全部飲みました。

一応左上から
・PXシェリカスク10yo(試飲NT$300)
シェリカスクストレングス8yo(試飲NT$200)
シェリカスクストレングス8yo(別カスク)(試飲NT$200)
・バーボンカスクストレングス8yo(試飲NT$200)

カスクストレングスオレンジ酒バレルフィニッシュ
カスクストレングスバーボンカスク ピーテッド
カスクストレングスバーボン5yo
カスクストレングスシェリー5yo
カスクストレングスバージンオーク5yo

カスクストレングスワインバレルフィニッシュ
カスクストレングス梅酒バレルフィニッシュ
・南投蒸溜所ニューメイク

蒸留所現地ならではの品揃えですね。すごい。
 
ちゃんとテイスティンググラスで出ます。





特によかったものがこちら



・オレンジ酒バレルフィニッシュ

左上。
若いものから熟したものまで、何層ものオレンジの香り。
度数を感じさせない飲み口。フルーティで楽しい。


・バーボンカスクストレングス ピーテッド

左下。
ふくよかなスモークさ。
ピート感よりスモーク感。
暑いところのウイスキー特有の厚みのある甘さに
しっかりとそれらが乗っている感じ。


・ライチ酒バレルフィニッシュ

右側。これ、私激推しです。
ライチのあの不思議な甘さのいいところがしっかりと乗ってて、かつ、非常に華やかでフルーティ。
樽感もしっかりで、変わり種なのにちゃんとウイスキー


これは特にお気に入りだったので、ボトルお買い上げ。
ちょくちょく皆さんにおすそ分けしてるんですが、結構好評です。



日本のバーでオマーをあまり見かけないので、
どのくらい万円で注文できるのかわかりませんが、

こちらの3種類は特におすすめです。
どこかで見かけたら試す価値大いにあり。




おわりに

南投蒸溜所は結構街の外れにあって、
行くだけでもなかなかに大変でした。

ただ、先述したおもしろいウイスキーの試飲やら、
台湾のウイスキーづくりの現場を近くで見られる点やら、
行く価値は十分にあると思います。

機会があればぜひぜひ。
気になったことがあればツイッターでリプでもください。




それでは、以上です。
長々と失礼致しました。

海外サイトから個人的にウイスキーを輸入してみた

※前にtogetterに書いたものが割と好評だったので、加筆してこちらにも移植しました。
その為、画面キャプチャ等は2019年1月時点のものです。

ジャパニーズウイスキーが高ぁぁい!!(ハズキルーペ調で)


年代物のジャパニーズウイスキー、全然売ってないんですよね。売っててもプレ値。

それでも欲しいものは欲しいんですよね。
どこかで買えないかなーと思っていた矢先、

フォロワーさんから
「海外サイトに白州12年売ってるよ」との情報が。




…勢いだけで即買いしちゃいました。
初の海外サイトからのウイスキー購入。

買い方が日本語で解説されてるサイトも見当たらなかったので、簡単にまとめてみました。




お買い物の流れはこちら


利用したサイトはこちら。

www.masterofmalt.com

マスターオブモルト。イギリスのウイスキー通販サイトです。

流れをキャプりました。
白州はもう売り切れだったので、アードベック様で代用。




①商品をカートに入れる(Add to basket)

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②レジに進む(Go to checkout)

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③送付内容と支払内容を確認する

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送料は送り先国を設定すると自動で表示してくれるのです。便利。




④支払い方法と住所を入力する

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住所は英語表記で入力します。
日本語→英語の住所変換にはこちらのサイトが便利です。

kimini.jp




⑤注文を確定する(Place Order)

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Amazonやらなんやらと一緒ですね。

注文するまではこちらも身構えていたのですが、
まぁ…考えてみりゃそうなんですよね。ただのネットショッピング。




注文が完了したら…

注文完了後には
「あざーす笑 注文こんな感じだよね?笑」
的なメールが来ます。

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あとは待つだけ…と思ったら

何やら長文メールが...

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なんとなく訳すと
「ごーめんねー笑 なんか他に金かかるかも知んねーわ笑 送ったあとにキャンセルされても金返さねーけど大丈夫?笑」
的なことが書いてあります。




とりあえず返信。

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今思うと、この返信しなくても良かったかもしれない。




次の日、再びメールが…

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なんとなく訳すと
「ごーめん笑! 登録名なんか漢字 笑 英語の名前教えて?笑」
的なことが書いてありました。

→ 英語表記の氏名を返信しました。




どうやらこれで問題はすべて解決した模様。

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「ありがと!笑 今日送るね!笑
多分1/28(月)には届くよ!笑
ここで追跡出来っから!笑(以下略」

ってことが書いてあります。

メールの終わりに…

Enjoy your purchase!
(これからも買い物楽しんでね!)


…まだまだ買わせる気か…




そんなこんなで、無事商品が到着。



注文から4〜5日くらいでした。
聞いた話では2〜3日で来ることもあるそうな。
最終的には佐川が家に届けてくれました。



ちょっとだけ補足

結局のところ、代金、送料以外にお金はかからず。
ただ、受取時にいくらか払った!って方もいたそうです。
その方は5本くらいまとめ買いをしていた様子。
免税範囲を超えていたから…?

免税範囲に関してはこのサイトが分かりやすいです。
kaigairyokou.ehoh.net


「1本760mlのボトル3本までが免税です。2280mlまでになりますので、容量の少ないものならトータルで2280mlを超えなければOKです。(サイトより)」

なんか、それっぽいですね。
本当の所はよくわかりません。
誰か詳しい方教えて下さい。




という訳で、一通りこんな感じです。
思ってたよりだいぶ簡単。
日本で手に入らないボトル達も、海外にはまだ残ってるかもしれませんね。

それでは、長々と失礼致しました。

オマーの蒸溜所(南投蒸溜所)に行ってきた。

台湾ウイスキー 「オマー」 の蒸溜所に行ってきました。




・・・出発前。

…「南投蒸溜所」?
そもそもどこなの。どうやって行くの。




ググりました。

…情報が少ない。

インターネットはこんなに広いのに。

紹介してるブログもあったけど、
「こう行って、こう行って、こう!!」
みたいな、もっとシンプルなやつが見たかった…。





無かったので書きました。


~とりあえず私はこうやって行きました。
 台湾ウイスキー「オマー」を製造する、南投蒸溜所への行き方~



タイトルが長いですね。





台湾旅行となると、大抵台北駅を拠点にすると思われるので、
とりあえず台北駅スタートでご案内。

ステップは三段階。

① 台北駅から台中駅まで新幹線に乗る
② 台中駅から軍功里までバスに乗る
③ 軍功里から蒸溜所まで歩く

(それぞれのステップに飛べます)





① 台北駅から台中駅まで新幹線に乗る

まずは、Taiwan High Speed Railに乗ります。
いわゆる新幹線。略して「台湾HSR」。
駅構内の案内表示は大抵「HSR」なので、この略称を覚えましょう。

公式サイトはこちら。日本語対応してるのでご安心を。
www.thsrc.com.tw



今開いてみたら、スマートフォン用サイトよりPC版サイトの方が使いやすいかも。
スマートフォンからなら「PC版サイトを開く」で。




トップページの時刻表検索でお好みの時間帯を検索。

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画像の時間帯は適当です。めっちゃ本数あるな。

片道NT$700。だいたい2,500円くらい。

きっぷの買い方はこちらのブログさんが詳しかった。ご参考下さい。
taiwan-tsuru.com


あとはおおよそ1時間、新幹線でくつろぐだけ。
…私は寝過ごすのが怖くてあんまりくつろげませんでしたけどね。




② 台中駅から軍功里までバスに乗る

ちなみに「じゅんごんり」と読むっぽいです。

統聯客運のバスに乗ります。とうれんきゃくうんと読みます。
HSRのホームからバス停までの行き方はこちらのブログさんが詳しい。

petit-tw.jp

りーゆえたん?に間違って行かない様にお気をつけ下さい。
あくまでこちらはバス停までの道のりの参考に。

とりあえずはBUS STATIONって看板探しながら行けばなんとか着ける。

乗るバス停は4番乗り場。
1657番のバスに乗る。バス停はこんな。


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手っ取り早いので、さっきのブログに載ってたカウンターが見えたら
「じゅんごんり!」って聞くとか「軍功里」って文字を見せると良いと思います。
私が行った時はカウンターのおばちゃんが英語ペラッペラで「何分後に出るよ~」とか教えてくれました。






一応時刻表ググってみました。
2011年って載ってるけど、これが最新っぽい。
www.ubus.com.tw

ちなみに
星期一 → 月曜日
星期二 → 火曜日(以下略)。
私はこれ知らなくて、初めて見た時なんのこっちゃと思いました。





料金はNT$85。ヨウヨウカーで乗るのがベスト。
ヨウヨウカーがわからない方はこちらのブログさんを参考に。
go-taiwan.jp

そこら中で使えるからヨウヨウカーはマスト。
台湾着いたらすぐに手に入れたほうがいいと思う。





バスに乗るのはだいたい1時間位。

車内アナウンスを聞き逃さないようにお気をつけ下さい。

ちなみに…私が乗ったバスは運転手さんが大分適当でした。
車内アナウンスで「次はじゅんごんり~」って流れたときにはもうバス停だった。
危うく乗り過ごすところだった…。
ああ、田舎のバスっぽい。
お気をつけください。




③ 軍功里から蒸溜所まで歩く

あとは歩きます。

タクシーは走ってません。田舎ですから。
私も当初は「バス降りたらタクシーで行くか~」なんて調子こいてました。

来ません。一向にタクシーは通りませんでした。
諦めて歩きましょう。
タクシーが来たらラッキー。





歩くなら道案内はやっぱりグーグルマップが便利。

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もしマップがなくても、そこら中に看板が出てるので大丈夫。
とりあえず、これまで進んできたのと同じ方向に向けて歩き出しましょう。
セブンイレブンが見えてきたなら、そっちでオッケー。

その頃には「Nantou Wineryはこちら」みたいな看板も見つけられてるはず。



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歩くことおおよそ15分。


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わあ、着きました。ミッションコンプリート!








ここからは補足

ちなみに、土日は蒸溜施設見学お休みだったのでご注意下さい。
(ビジターセンターらしき所はやってたよ)

私は見事に日曜に行きました。



見学ツアーやってない…
ビジターセンターは開いてるけど薄暗い…
お客さん誰もいないし…
なんかカウンターで居眠りしてるおっちゃんがひとりいるだけ…

ぶっちゃけ絶望しました。

おっちゃんはどうやら社員さんだった様で、身振り手振りで意思を伝えて、
最終的にはそこにあったオマーなんとか全種類試飲してきました。
(有料試飲情報は気が向いたら別記事で)

おっちゃん、中国語しかしゃべれない人だったから、めっちゃ筆談した。
かんじってすごいなぁとおもいました。

めっちゃ丁寧にゴネたけど、結局施設見学は出来ませんでした。
ガラス越しにはなんとなく見れたけど。
全貌は現地でお確かめ下さい。

ひとまず、

「南投蒸溜所、土日は蒸溜施設見学お休み」

この一文だけでも、この記事の社会的意義は充分であると考えます。

「南投蒸溜所、土日は蒸溜施設見学お休み」

念の為、もう一度書いておきます。
もうこれ以上、私と同じ絶望を味わう日本人を生み出したくはないので。

帰りはなんかこう、軍功里から適当にバスに乗れば、大抵台中に着くので大丈夫です(飽きた)


もうちょっとだけ補足

私見ですが、ぶっちゃけ台中で1泊した方がいいと思います。
台北からあまりにも遠すぎました。

  • 一日目:台北着▶街中とか夜市とか見る
  • 二日目:カバラン蒸溜所
  • 三日目:南投蒸溜所▶台中泊
  • 四日目以降は台湾の各観光名所をお好きに。

これでいいんじゃないですかね。
台北◀▶南投蒸溜所の往復はすっごくハードでした。
片道約3時間…。



とりあえず行き方はこんな感じですかね。
少しでもお役に立てれば幸いです。

他情報は気が向いたら別記事で。

それでは、長々と失礼致しました。